町内にある春日神社では、毎年10月の第4土・日曜日に五穀豊穣や家内安全を祈る秋祭りが催されます。かつて、旧暦9月25日の宵宮には、各町から7台のだんじりが出され、稚児を乗せて神社境内で引き込み合いを演じました。翌日の本宮では各町のだんじりが町内を巡行し、町全体が祭り一色に包まれました。

この伝統は、約200年に渡り今井町で受け継がれ、現在も2基のだんじりが宵宮・本宮の2日間にわたり町内を練り歩きます。今年も秋祭り当日は、子どもたちの賑やかな声と同時に太鼓や笛の音が響き渡り、通りには多くの人々も集まって、華やかな秋の風情を感じることができました。時を越え、今井町の歴史と伝統がこれからも受け継がれていくことを願います。

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